張正について
張正でできること
〇和服・洋服のしみぬき
着用時の汚れ等を、丸洗せず”部分的に洗う方法”です。
使用する液(洗剤)はすべて新しいものを使い、ドライクリーニングのように再利用しません。
〇着物の洗張(あらいはり)
カビや全体的な汚れ等の除去のため、着物をほどいて元の反物状態にして”水で洗う方法”です。
振袖のように、お嫁入後、長期間着る機会がない着物の基本的な保管方法です。
手洗いで行うため生地を傷めにくく、下記の生洗(いけあらい)と比べてデメリットがすくないですが、時間と費用がかかります。
(洗張後の反物の状態)
〇湯のし・湯通し
湯のしと湯通しは、言葉は似ていますが処置の仕方や目的が全く違います。
・湯のしは、着物を仕立てる前に蒸気と熱で生地を伸ばし、仕立て後の寸法のひずみを最小限に抑える方法です。洗張の後にも湯のしを行うことで、水洗いで縮んだ生地の寸法のひずみを抑えるほか、生地本来の光沢と柔らかさを出します。
本来時間をかけて行う作業で、この時間が短いと寸法のひずみが高い確率で生じます。
・湯通しは、紬類の製作過程で用いたコーティング目的の”のり”等を除去する処置です。湯通しをせずに、のり等が付着したままですと、非常に高い確率でカビが発生し、本来の紬の柔らかさがでません。
湯通しをしていない着物の場合、洗張に併せて行うことで、カビの再発生を抑えるほか、生地が持つ本来の柔らかさを出します。
(湯通しをしていないためカビの発生した白大島)
(除去したコーティング剤 除去1回目・2回目)
〇着物の生洗(いけあらい)
カビ等の発生に一時的にその除去に用いる“機械を用いた丸洗い方法”(ドライクリーニング)です。
機械で丸洗いするデメリットを十分理解され、ご了解いただける場合のみ承ります。
当店では、日本で使用されている様々なドライクリーニング方法のうち、わずか0.1%(クリーニング店1000件に1件)しか使用されていない、特殊な液、特殊な方法で処置をします。
〇かけつぎ
虫喰いの穴、破れ等の生地の穴を目立たなくします。着物だけでなく、洋服にも応用できます。
〇着物の京染
若年時のハデな色の着物を、年令に応じた色に“染め替える方法”です。
濃色の着物を淡色へ染め替えることも可能です。
(着物の状態によりできないこともあります。)
〇着物のはっ水加工
雨・お茶等のしみ、汚れなどの付着を軽減します。
但し、アルコールにははっ水効果が弱くなります。
(完全な防止ではありません。)
〇着物への家紋入
留袖・喪服・色無地等の礼装の着物へ家紋をお入れします。
〇着物や帯の仕立て、保管等に関するご相談
〇店頭又は出張による無料概算見積り及びその他着物等に関する各種ご相談
〇宅配での受付も行っています。
全国のお客様からご依頼をお受けしています。
海外のお客様にも対応が可能です。
ご希望の方は各種ご相談フォームよりお送りください。
アクセス
〒640-8067
和歌山県和歌山市一筋目12番地
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