「はたちのつどい」おめでとうございます。

「はたちのつどい」おめでとうございます。
当日、多くの晴れ着(振袖)を着た女性の方を拝見して、華やかな印象を持ちました。
御自身のお振袖、お母さま、お祖母様のお振袖を着用された方も多いと思いますが、着用されたお振袖をどのようにお手入れされるのか不安です。
短時間しか着ていないから何もしなくて良いと思われる方、ドライクリーニング(丸洗い、京洗い)すれば良いと思われる方、色々な考えがあると思います。
お着物に関して、なんでもクリーニング=ドライクリーニング(丸洗い、京洗い)
をすれば良いと思われる方が大半を占めるのではないでしょうか?
ドライクリーニング(丸洗い、京洗い)は、万能なクリーニング方法では決してありません。
ドライクリーニング(丸洗い、京洗い)することによって、将来その影響(デメリットやリスク)を受けしまうことをご存じですか?
利用者(消費者)は知らなくて当然ですが、クリーニングを受ける側は、プロとして知っていて当然です。
クリーニングを受ける側は、クリーニング業法によって「その処理方法等の説明義務」があります。また、消費者契約法によってその処理方法によって生じる「デメリットの告知」をしなければならないこととなっています。
これらを出来る遵法な業者に依頼するのが適切だと思います。
利用者(消費者)は、得た情報(デメリットやリスク)によって、どのような取扱をしてほしいかを判断して下さい。
クリーニングの原点は、「クリーニング=きれいにすること。」と思って下さい。
着物のクリーニングは、ドライクリーニングだけではありません。
汚れた部分だけを除去する「しみぬき」だけを行う方法もあり、私はこの方法が極限に着物へのダメージが少なく、将来に渡ってもドライクリーニング(丸洗い、京洗い)より格段に安心できるメンテナンス方法だと考えています。
クリーニングは職人仕事です。売買仕事と違い「価格(料金)だけを選定評価する。」のは、非常に危険な判断だと思います。
なお、クリーニングを受けるお店(呉服屋さん、クリーニング店、クリーニング取次店等を含みます。)は、保健所への「クリーニング所としての確認証」及び「クリーニング所としての届出済証」が必要であり、それらを店頭に掲示しなければクリーニングの違法業者の可能性が非常に高いため、クリーニング依頼する場合はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

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