たとう紙(文庫)からのカビの転移について
単刀直入に言って、たとう紙(文庫)は消耗品です。
後生大事に使用するものではないと考えています。
なぜ、消耗品なのか。
たとう紙(文庫)にカビが発生するからです。
過去の生活スタイルのように、陰干しをする時に、たとう紙(文庫)の状態を確認して、カビ等が発生していれば交換すれば良いのですが、今の生活スタイルでは、10年に一度和箪笥を開けるような状態では、カビが繁殖したままの状態で保管することになり、たとう紙(文庫)から着物にカビが転移して変色の原因となります。
このため、たとう紙(文庫)は消耗品として5年に1回交換することをお勧めしています。