たとう紙(文庫)は必要?
「必要です。」
1 いくら和ダンスの中とはいえ、埃が被ります。埃から守るために必要です。
2 たとう紙なしで着物を畳んだ状態で入れると、出し入れの時等に皺が寄ります。皺をよりにく くするためにも必要です。
3 最大の必要なポイントは以下のとおりです。たとう紙(文庫)は紙製であり、空気中の水分を吸います。
空気中の水分が着物に達する前に、たとう紙(文庫)にその水分を含ませ、着物に水分が到達しにくい状態にするため、紙製を用いると考えています。
長年、たとう紙(文庫)を交換しなければ、たとう紙(文庫)が蓄える水分が飽和状態(水分が一杯の状態)になり、今度は着物へ水分を恒久的に供給する状態となり、カビの発生原因の一つになると考えています。
このため、たとう紙(文庫)は必要であり、着物のカビ発生の防止策の一つと思います。
たとう紙(文庫)は消耗品として5年に1回交換することをお勧めしています。